過去の連携事業
新宿の森~自治体連携によるカーボン・オフセット
平成27年6月30日 掲載
新宿区は、区内における地球温暖化対策事業に加えて、独自の効果的な対策として区外の森林保全を通じて温室効果ガス削減を図るため、3つの自治体(長野県伊那市、群馬県沼田市、東京都あきる野市)と地球環境の保全に関する協定を結び、各自治体の森林において間伐などの森林整備を実施しています。
整備した森林は「新宿の森」と呼称し、区民、地元住民が参加して下草刈りなどの森林整備を体験するイベントを開催し、地球温暖化対策の普及啓発、地域間交流、自然体験学習の場として活用しています。
森林整備に伴い吸収される二酸化炭素量は、認証を受け、区内で排出される二酸化炭素量と相殺(カーボン・オフセット)しています。
事業の成果・効果
- 植林や間伐による森林の成長と二酸化炭素吸収量の増加(=温室効果ガス削減)
- 区民向け体験イベントの開催による自然体験・環境学習の推進
- 両自治体の住民同士の交流
- 小学校移動教室で伊那市を訪問(農作業体験、星空観察等の文化体験)
- 国産木材を活用した木製玩具などを、誕生祝い品として区民へ配布
- 区の施設において、国産間伐材活用を促進
事業を実施するに至った経緯
長野県伊那市:新宿区と友好都市であること。
群馬県沼田市:新宿区の水源であること。
東京都あきる野市:新宿区の水源であること。