岡山県の北東部、中国山地の秀峰「那岐山」の南麓に広がる奈義町は、四季折々の美しい自然に恵まれた町です。昭和30年に3村が合併し誕生してから半世紀の間、自衛隊誘致をはじめ、農林業環境整備、工業団地整備、小中学校や現代美術館等の教育文化施設の整備、また光ファイバー網を利用しての超高速ブロードバンド通信の整備など小さな町が大きく躍進してまいりました。
地方分権推進計画により全国で市町村合併が進む中、平成14年に本町は「合併をしない」ことを選択しました。さらに、これからの地方自治体には、地域主権改革や地方分権の推進により、自主自立を高めた行財政運営が求められています。また平成24年度には、子どもたちが夢と希望を持ち、健やかに育てる環境づくりをめざして「子育て応援宣言」を行い、平成26年には単年ではありますが、全国トップと並ぶ合計特殊出生率「2.81」を達成いたしました。
また、地域の観光や産業振興の発展へ向けた取り組みとして、本町の恵まれた自然環境を生かし、農村と都市との交流拠点として那岐山の裾野に整備した「那岐山麓山の駅」は、滞在型のリゾートスポットとして地域活性化の基盤となりました。美しい景観と緑に囲まれた同施設内にある山野草公園では、那岐山麓一帯に自生する貴重な山野草を保護しており、公園内を一望できる天空橋からの眺めは、心が癒される最高の空間です。このかけがえの無い資源を大切にし、いつまでも後世に伝えていきたいものです。文化面では、江戸時代後期から伝わる伝統芸能の横仙歌舞伎(岡山県重要無形民俗文化財)を保存伝承し、四季に定期公演を行うなど地域の歴史や伝統を大切にし、芸術文化活動へも取り組んでいます。
このようなかけがえのない資源を大切にし、後世に伝えていくとともに、進行する少子高齢化や人口減少問題等に立ち向かい、「活力と笑顔があふれるまちづくり」の実現をめざしていきます。全ての町民が笑顔で暮らせるよう、町民と協働し地域資源を活用しながら、安心・安全のまちづくりを目指す奈義町をよろしくお願いします。.
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