奈良県のほぼ中央に位置し、「奈良のへそ」と呼ばれる黒滝村は面積の約96%を林野がしめる「森林(もり)の村」です。森林資源に恵まれ、歴史遺産も豊富な黒滝村は、古くから良質の木材が成育し、日本三大美林のひとつ「吉野杉」の産出地です。その美しさから床柱などの建材に利用される吉野杉の磨き丸太や良質な木工品は村の特産品として広く知られています。大峯奥駈道の一部が通り、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコ世界遺産に登録され、平成28年には山岳信仰を伝えるスポットや、林業振興を支えた樽丸制作技術などが日本遺産にも登録されました。
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