名張市は、三重県の西部に位置し、近畿・東海両圏の接点にあります。記紀に名の見える歴史と文化の薫り高いまちであり、古くは奈良万葉の時代から東西往来の要所、宿場町として栄えてきました。中世には能楽を大成した観阿弥がはじめて座を立てた地としても知られています。そして、日本の滝百選や平成の名水百選に選ばれた赤目四十八滝や新緑、紅葉の美しい香落渓などの自然豊かな景勝地にも恵まれています。
昭和40年代以降は、大規模な宅地開発が進み、関西方面のベットタウンとして人口が増加し、まちは急速に発展しました。公共施設や商業施設が充実した利便性の高い新しいまちと歴史・文化や多くの自然が残るまちが融合する名張市。今では、「自分たちの地域は自分たちでよくする」という住民主権のまちづくりのしくみを作り全国に先駆けて実践しており、子育て支援や健康づくり、防災など、地域と市が協働して取り組んでいるところです。
また、山紫水明の地として、関西へ水を提供している水源都市でもあります。美しい水、肥沃な土と伊賀盆地特有の気候で生産される伊賀米コシヒカリや伊賀牛は、そのおいしさと品質で全国ブランドとしても有名になりました。また市内にある酒蔵で作られる地酒や観光農園として収穫できるぶどう、糖度が高いメロンなどの生産地でもあります。
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