砺波市は、先人の方々のご尽力や市民の皆さんのたゆまぬ努力により、農・商・工のバランスの取れた田園都市として発展を遂げてまいりました。住環境をはじめ医療や子育て環境、高齢者福祉の充実した住みやすい都市として、民間経済誌でも常に全国上位にランクされるなど、その豊かさ暮らしやすさは日本でもトップクラスであると自負しています。
庄川の清流が育んだ肥沃な平野に家屋が点在する「散居村(さんきょそん)」景観のなかに、美味しい砺波米をはじめ、日本有数のチューリップ球根や種もみの生産地として力強い農業が展開されています。
また、大手電機メーカーや飲料メーカーなどの最新鋭工場に加え、豊かな技術力を持つ中小企業や木工業などの伝統産業が立地し、さらに主要道路沿いは区画整理事業が進み、大型商業施設が立地する一方、地域で頑張る中心商店街など、活力ある発展を着実に続けています。
観光面でも、チューリップ産業のシンボルイベントとして毎年ゴールデンウィークに砺波チューリップ公園で開催される「となみチューリップフェア」には、国内外から数多くの観光客が訪れる春の風物詩として全国的な評価を受けています。このほかにも花や地場産品を活かしたユニークなイベントや地域の文化や伝統がしっかりと受け継がれており、温かい市民気質のもと健全で安心な地域社会が維持されています。
また、平成27年春には、北陸新幹線の開業や北陸自動車道「高岡砺波スマートインターチェンジ」の開設など本市を取り巻く交通環境が大きく変化いたしました。今後は、これらを積極的に活用し、交流人口拡大や地域経済の活性化等につなげてまいりたいと考えております。
そのため、新たな取り組みのための芽出し事業として、市民の参画も得ながら、「砺波駅前広場のイメージアップ」や「保育所・幼稚園の整備計画」、「砺波チューリップ公園の再整備」、「JR城端線の活性化対策」、「新図書館の整備計画」などを進めているところであり、さまざまな施策を着実に進めながら、住みよいまちづくりを進めています。
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