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群馬県沼田市

 沼田市は、群馬県の北部に位置し、赤城山や武尊山など日本百名山に挙げられる山々に四方を囲まれた、東西に長く、標高は250メートルから2,000メートル余りに及ぶ起伏に富んだ地形で、総面積443.46平方キロメートル、人口約50,000人の自然豊かなまちです。
 市街地は、市域を南北に貫流する利根川とその支流の片品川・薄根川により形成された日本一の河岸段丘上に広がっています。
 このような地勢は、地域における産業や生活面などに様々な特色を生み出していますが、「玉原高原」や国指定文化財「吹割の滝」など、スケールの大きい自然環境は、豊富な温泉群やリゾート施設等と相まって、我が国でも有数の観光地としての資質を有しています。
 古くは、天文元年(1532年)に沼田氏が居城して以来、明治に至る300有余年の間、真田・本多・黒田・土岐氏の城下町として栄えました。明治以後、北毛の交通の要衝として、また、利根沼田圏域の商業の中心として開け、大正13年(1924年)の上越線の開通とともに、農林産物の集散地として一層の発展を見ました。戦後は、森林資源を背景に木材関係の工場が多くなり、次第に産業の基盤を整えてきました。昭和29年4月、沼田町を中心に利南村、池田村、薄根村、川田村の1町4カ村が合併して市制が施行され、平成16年に市制施行50周年を迎え、平成17年2月13日には利根郡白沢村、同郡利根村と合併し、現在に至っています。
 市制施行後も、モータリゼーションに対応する三国トンネル、金精峠、志賀高原ルートなどの開通、さらには昭和57年の上越新幹線、昭和60年の関越自動車道新潟線の開通により、本市は交通の要衝として、ますます重要な役割を占めるようになりました。
 そして現在は、利根沼田広域市町村圏(昭和44年9月指定)の中で、行政、商業、情報その他の生活サービス機能の集積する中核都市として、また、首都圏近郊の観光リゾート地としての役割を担っています。
 また、姉妹都市として、静岡県下田市(昭和41年5月提携)及びドイツ連邦共和国バイエルン州フュッセン市(平成7年9月提携)と交流を行なっています。

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