桜川市は東京から70~80km圏で、茨城県の中西部に位置し、総面積は180.06km2です。北・東・南側の三方を阿武隈山系の山並みに囲まれ、南側には関東の名峰「筑波山」がそびえ、市の中央部を南北に、市名の由来にもなった「桜川」が流れるなど、緑豊かな自然環境に恵まれています。地域から採れるみかげ石を利用した石材業や平野部の肥沃な土地を利用した農業など、地域資源を活かした地場産業が息づいているまちです。
また、当市は豊かな歴史に彩られたまちとしても知られ、茨城県初となる国の重要伝統的建造物群保存地区の「真壁の町並み」をはじめ、安産子育ての霊場として広く知られる関東屈指の「雨引山 楽法寺」や国の重要文化財の指定を受けた三重の塔のある「富谷山 小山寺」、樹齢500年にもおよぶスダジイ樹叢(じゅそう)に覆われた「椎尾山 薬王院」、など、数々の歴史的遺産や名所旧跡が現存しております。
さらに、真壁の町並みを主な会場として開催され、今年度で14回目を迎える「真壁のひなまつり」は、2月4日~3月3日の会期中に10万余人のお客様が訪れ、茨城県の早春を代表するイベントとして賑いを見せます。桜の季節には、国指定文化財・天然記念物「桜川のサクラ」、雨引山周辺の3千本の桜、つくし湖の水面に映る桜並木をはじめ、市内の山々に多数自生している山桜が、萌黄色の新緑と併せてパッチワーク模様のような眺望を見せてくれます。特に「高峯の山桜」は、雑誌に「まるで珊瑚礁のように」と形容されるほどです。
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