岩手県南東部の山間に位置し、太平洋沿岸部の大船渡市、陸前高田市とともに「気仙地域」と呼ばれます。北上高地の山々に四方を囲まれ、その合間を流れる気仙川とその支流沿いに集落や耕作地が営まれています。内陸と沿岸をつなぐ交通の要衝で、かつては宿場町として栄え、現在も当時の町割りが残ります。奥州藤原氏の時代から産金地でもありました。
東西約 31 ㎞、南北約 19 ㎞、面積は 334.8㎢で、その 90%が森林です。豊富な森林資源を活用した林業や少ない耕地を集約させ、複合経営による農業、豊かな自然環境下で育てる畜産(養豚・養鶏)が主要産業です。特に林業は、「森林・林業日本一のまちづくり」をスローガンに掲げ、基幹産業として位置付けています。役場庁舎等の公共施設には町産材を多く利用するとともに、木質バイオマスの活用や J-VER クレジットの発行など、脱炭素社会に向けて積極的に取り組んでいます。
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