アイヌ語で「カムイナイ」(美しき神秘な沢)が村名の由来である北海道神恵内村(かもえないむら)は、日本海に突き出た積丹(しゃこたん)半島の西側中央部に位置しています。海岸線の大部分が「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に指定され、急峻な海岸地形や点在する奇岩怪石など自然が織り成す雄大な海岸美や水平線に沈む夕陽は、村が誇れる貴重な観光資源となっています。古くからニシン漁で栄え、大正元年には全道一の漁獲量を記録したほどで、当時の村の人口は4千人を記録しましたが、長引く漁業の低迷や過疎化によって平成24年末に人口は千人を割り込み、現在、北海道では2番目に小さな自治体となっています。近年は、「海の砂漠化」と呼ばれる磯焼けの海に海藻を増やす海の森づくり活動「神恵内村藻場∞LANDプロジェクト事業」として産・学・官と漁業者が一体となって藻場の再生に取組み、次の世代へ豊かな海を引き継いでいこうと日々努力しています。
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